契約書があってもその通りにはならない世界もある

こんにちはビジネスサポートセラピストのIKUです。

少し前のブログで肩書変えますって書いたのですが、すっかり忘れてました。
来月から変更しよう!

ところで世間は吉本の話題でもちきりですね!

そもそも闇営業問題から始まったこのお話は、相手が反社会的勢力で
あったことから事態は深刻化し、更に吉本と芸人さん達との間で
契約書が無いって話も取りざたされています。

契約(請負?マネジメント?)の書面がないとの事ですが、
口頭でも契約は有効だと思いますので、書面でくださいって言わないと
ダメなんでしょうが、やっと仕事がもらえるって状況では言いづらいですよね
慣例になってたら、さらに言えない。

そもそも書面に残すのは契約内容に間違いがないか、
問題が起こった時の責任や契約の延長、終了等、
諸条件をお互いが確認するために作る物です。

昔から芸人さんを使って興行している会社なんかは契約書がないところが
多いんじゃないでしょうか?
呼ばれて舞台にでて帰りにギャラもらって・・・みたいな感じ。

それでも『勝手に営業したり他の興行会社でやったらつぶすよ!』
そんな事も口頭で言われたりするんだろうなって思いながらニュースを見ています。

でもこれ、吉本だけの問題ではなく私たちのビジネスの中にも
潜んでます。仕事を請け負ってる会社は上位の会社に
『そこんとこ宜しく』って言われたら契約書なしでもやるしかないってなるし
『契約書ください』って言ったら『わかったもういいから!』で仕事が他社に
取られたり、今後の付き合いにも影響してきたり。
完全に圧がかかってますがこんな事、一杯あります。
私は沢山経験してきました。

上位の会社から金額提示されてない請負の仕事を、下位の会社に請けてもらう時は怖いですよ。
こちらは下位の会社に金額提示する事になるので間違ったら赤字の請負(笑)
(こちらは宜しくって言える立場でもないし)

一度、契約書に記載されている契約期間の終わりで延長しないで終了させてほしいと
上位の会社に言いに行ったら、怒鳴り散らされた事があります。
『期間は書いてあるけど便宜的なもんや!!』口頭では
『長期契約って言ったはずや!』何人も役員が入ってきて攻められたこともあります。
結構大手の会社でした。

なので契約書があるからと言って、その通りになるかどうかは難しい問題があります。
特に相手が大手で、そこに逆らえば他の仕事が取れなくなるような力関係だと
逆らうことはできません。

仕事を請け負っている個人事業の方は自分を守るために、口頭で言われたことも
自分で文書化してメールで相手に送っておくとかそれなりのエビデンスを作って
おくことが大事です。